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チーズでむし歯予防!?

大韓予防歯科学会

この週の月曜日と火曜日の2日間、突然降って湧いたテレビの話でバタバタしましたが、実はとても重要な用事がありました。週末に韓国で開催される大韓予防歯科学会のシンポジウムで講演することになっていたのです。シンポジウムのテーマは「アジア各国における予防歯科」というもので、6か国の研究者がそれぞれの国の現状や各自の研究内容を講演する予定になっており、私も日本代表として学会から招待されていました。

 
                      大韓予防歯科学会
口腔内科を専門として長年口臭の研究と診療を続けてきた私に、韓国の壇国大学予防歯科のシン教授から与えられた演題名は「予防歯科における口臭治療」でした。口臭の新しい分類、口臭研究のトピックス、ほんだ式口臭治療の特徴、治療成績などをスライドにまとめて英語で発表することになります。

日本語と比べると、英語の発表の準備には手間がかかります。スライドの作成については前週までに骨格部分ができていましたが、細部を仕上げていく作業がまだ残っていました。スライドの内容に添った英語の説明も準備しなければなりません。流暢とはいえなくても、なめらかに話すための練習もまた必要です。さらに、問われそうな質問に対する答えも英語で準備しておく必要があります。

帰宅後、これらの作業を毎晩深夜まで続けました。データの入力や表、グラフ、図の作製、スライドの細部に至る体裁の修正などは相当時間がかかるため、塚本さんやアルバイトの大学生に任せ、昼と夜とで役割を分担して学会発表や論文執筆の準備を進めていきました。