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チーズでむし歯予防!?

実験メニュー

わ。わずか足かけ2日間でしたが、与えられた時間の中全力で取り組み、準備することができました。本日の実験メニューは以下に決定しました。

  • 唾液のpH・・・チェックバフで測定
  • プラークのpH・・・リトマス試験紙で測定
  • プラークのpH・・・蒸留水で混和し、チェックバフで測定
  • 唾液の緩衝能力
  • ミュータンス菌の酸産生能力・・・CAT21 fastで測定
  • 唾液中のカルシウム濃度

この6点について、チーズやガムを噛む前後に測定を行い、どのような変化が生じるかを観察します。もちろん違いが目で見てはっきりわかるように出し、カメラで撮影してテレビで放送するという計画です。チーズやガムを噛む具体的な手順も決定しました。
まず、最初は何も噛まないで自然に出てくる唾液を唾液採取用の専用カップに出してもらい、溜めていきます。唾液に関する全ての検査ができるくらい十分な量の唾液が欲しいので最低3ml、できれば5ml溜まるまで出し続けてもらいます。唾液の採取にはおそらく10分前後の時間が必要でしょう。その後、滅菌しておいた探針というステンレス製の器具を用いてプラークを採取します。

次はガムを噛んでもらい、出てきた唾液を溜めておきます。ガムを噛めば唾液が出やすくなるので、数分以内に5mlの唾液が集められるでしょう。プラークも採取します。ガムを噛んだ後、口の中の唾液の性状が変化するのは安静時唾液から刺激時唾液に変わるからです。しばらくはこの影響が残るため、チーズを噛むまで30分のインターバルを置き、口の中が元の状態に戻るのを待ちます。その後プロセスチーズひとかけらを噛み、唾液とプラークを採取して測定します。唾液中のカルシウム濃度だけはその場で測定できないため、唾液を注射器で吸い上げて生化学検査用のチューブに入れておき、冷蔵庫に保管します。