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チーズでむし歯予防!?

小児歯科検診

診療しながら準備を進めていると、昼休みになりました。この日は茨木市の1歳半健診の当番日だったので急いで昼食を摂り、午後診療の準備を整えたあと茨木市保健医療センターに急行しました。1歳半健診と書きましたが、茨木市は1歳8か月児に対して小児科と歯科の健診を実施しており、歯科健診は2歳3か月児に対しても全員を対象に行われ、リスクのある児童にはその後も複数回健診を繰り返すシステムになっています。

全児童を対象とする1歳8か月検診と2歳3か月健診の際には、カリオスタットが実施されています。幼児にとって唾液を容器に出すことは難しいので、柄を短く切って滅菌した綿棒で歯面を拭い、この綿棒を検査液の入ったチューブ(試験管)に入れます。これを48時間培養し、その結果を郵送してお知らせするのです。カリオスタットで虫歯リスクが高いと判明すれば、歯科医院でむし歯予防に取り組んでもらうという考え方です。こうしてカリオスタットが身近な存在であったことが、今回のテレビ出演の際の大きな助けとなりました。