口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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白板症と鑑別する必要がある病気

口腔白板症とは口腔粘膜が白いだけでなく、他の白色病変のいずれにも該当しない場合にのみ診断される病気です。なお白板症以外に口腔粘膜が白くなる病気として、WHOでは次の12の病気を挙げています。

白色海綿状母斑

生まれた時から口腔粘膜が白く、皺状に厚くなったものをいいます。遺伝的要因で現れるとされていますが、治療の必要は特にありません。

擦過性角化症

頬、舌、口唇粘膜を何度も噛んで粘膜が傷ついた結果、中心部分にびらんや潰瘍が生じ、周辺が白く厚く盛り上がった状態をいいます。歯ブラシを当てた傷の他、噛みタバコによる刺激や舌を前歯に押し付ける癖などでも生じますが、そのような習性を中止すれば白色病変も消失します。

習慣性咬傷

噛みしめる癖によって頬粘膜や口唇粘膜に出現した、白く不整形のギザギザしたものをいいます。

化学的損傷

主にアスピリンや重曹、乾燥剤などにより粘膜表面が白く変色しますが、歯のホワイトニングやガムピーリングでも白くなる場合があります。

急性増殖性カンジダ症

カビの一種であるカンジダ菌の増殖により、粘膜が白く厚くなります。ガーゼなどでこすると拭い取ることができます。

白色浮腫

頬粘膜が左右対称に白くなる病気で、喫煙者や黒人に多いとされています。頬粘膜を引き伸ばすと、正常な色に戻るのが特徴です。

扁平苔癬

主に頬粘膜に現れるレース状や網目状の白色病変をいい、周囲の粘膜が発赤し、しみて痛むことが多い病気です。

扁平苔癬様反応

薬のアレルギーやアマルガム充填の影響によって、扁平苔癬のように粘膜が白くなるものをいいます。

円板状エリテマトーデス

丸く赤い円板状の病変の周囲に放射状の白線が現れたものです。粘膜局所の抗原刺激や物理的刺激により、リンパ球が免疫反応を起こして発症する病変です。

皮膚移植

皮膚を移植すると、その部分は周囲の粘膜と比べて白くなります。

毛状白板症

両側舌縁部に太い毛あるいはヒダのような白い突起が何本もできるもので、エイズ関連症候群の一症状であるといわれています。

ニコチン性口蓋白色角化症

タバコの火が付いている部分を吸う習慣のある人に見られ、口蓋粘膜や舌粘膜が灰白色に変化したものです。

  • WHO口腔癌及び前ガン病変共同研究センター出典
  • Nomenclature and classification of potentially malignant disorders of

    S. Warnakulasuriya, Newell. W. Johnson, I. Van Der Waal

     

  •  Journal of Oral Pathology & Medicine, 36, p575?580, November 2007

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