院長がインターネット医科大学口腔内科教授に就任しました!
インターネット医科大学とは?
インターネット医科大学は1999年4月に開設された医療に関する無料相談室で、各診療科の専門医がインターネット上で質問に答えるという形式を採っています。現在は@niftyとの提携によって運営され、岡山大学医療教育統合開発センター教授の越智浩二先生を学長に、全国各地あるいは海外の第一線で活躍している医師たちが教授や講師を務めるボランテイア組織です。インターネット医科大学には一般の方からの医療相談はもちろんのこと、医療関係者からの相談も数多く寄せられることが特徴で、インターネット上での相談を通じて21世紀の医療のあり方を考える場ともなっています。また、これまでに多くのメデイアに取り上げられ、AVCC公共ホームページ・グッドサイト賞を受賞した実績もあります。
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インターネット医療相談の意義について
実際に寄せられる相談で多く見られるのは、医療サイドと患者サイドとの認識のズレから生じたと思われる主治医への不満や不信感で、診察時間の短縮や医師の説明不足が原因であると考えられます。そこでインターネット医科大学では、患者様が理解できる言葉で十分な説明を行うことによってインフォームド・コンセント(説明と同意)の不足を補い、医療サイドと患者サイドの認識のギャップを埋めるように努めています。また、あくまでインターネット上の仮想診察であることから、実際の医療現場とは異なり情報の不足などの問題点は多く存在するものの、広い意味でのセカンドオピニオンの役割を担っているともいえます。
医療界は現在、EBM(Evidence based medicine、科学的根拠に基づいた医療)、つまり従来の経験的な医療から科学的根拠に基づいた医療への進化が求められています。その観点からも、患者様が自分の受けている医療について広く日本中、あるいは世界中から専門家の意見を聞くことができる環境が理想的といえますが、現時点でそれを実現する可能性の最も高いものがインターネット医科大学であると考えています。