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口腔灼熱症候群

66歳 女性 無職

主 訴

口腔粘膜全体がジーンと火傷したように痛い

現病歴

1か月前から症状が出現し、変化せずに持続している。

既往歴

高血圧症 ロバスタチン内服中

現 症

開閉口筋群 圧痛(+) 口腔粘膜 異常なし
身長 148㎝、体重 38㎏

検 査

血液検査、唾液検査、真菌検査 すべて異常なし

診 断

口腔灼熱症候群

問 診

皮膚に艶がない、皮膚乾燥、不安感がある、眠りが浅い、唾が少ない、のどが不快である、こむら返りがよく生じる、冷え性(足)、耳鳴りがする、小食であるが食欲はある、二便正常

所 見

白苔、淡紅舌、裂紋舌、舌裏静脈怒張

弁 証

肝鬱、血虚、脾虚、水滞、胃熱

処 方

当帰芍薬散、白虎加人参湯

経 過

2週後、火傷したような感じはなくなった。唾液が出るようになり、夜も眠れるようになった。食事の量も増えた。薬継続処方。8週後、口腔粘膜の症状が消失していたため、終薬。

 

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