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ストレス性症候群

身体のさまざまの不調を訴える病気には、気鬱症、自律神経失調症、不定愁訴、機能性身体症候群、心身症などがあります。何らかのストレスが関連している場合が多いことから、別名「ストレス性症候群」とも呼ばれています。ストレス性症候群は以下の3群のいずれかに弁証することができます。

気鬱

気の流れが滞り、頭重感、胸苦しさ、不規則な呼吸、食欲不振、あくび、悪心などの症状が出ます。精油成分を含む理気剤により、気の流れをよくすることで改善できます。理気剤の代表方剤は香蘇散です。

肝気欝結

気鬱が慢性化し、肝の機能が低下した状態で、頭痛、胸腹部や背部の痛み、胸やけ、顔面紅潮、心臓の痛み、胃痛などの症状が出ます。柴胡剤により、肝の熱を冷まし、ストレスを緩和することで改善できます。柴胡剤の代表方剤は小柴胡湯です。

血瘀

血の流れが滞った状態で、上半身はのぼせ、下半身は冷えます。駈瘀血剤により、血の流れをよくすることで改善できます。駈瘀血剤の代表方剤は桂枝茯苓丸です。また、便秘が強い場合には桃核承気湯を用います。

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