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発作性片側頭痛

発作性片側頭痛は群発頭痛と同様に流涙、結膜充血、鼻漏、鼻閉などの三叉神経症状を伴う頭痛です。痛みは片側のみ生じ、痛みの持続時間は2分以上30分以下で、発作頻度は1日に5回以上です。

群発頭痛と比べると持続時間が短く、発作頻度が多いという違いはありますが、持続時間、発作頻度のいずれも重なる部分があります。発作性片側頭痛の最大の特徴は、鎮痛剤のインドメタシンが特効を発揮することです。従って、インドメタシンが効くか否かで群発頭痛との識別が可能なので、診断のためインドメタシンの早期服用により痛みを取り除くこともできます。

一酸化窒素は硬膜血管拡張を引き起こし、その結果三叉神経が刺激されて痛みが生じます。Summらが実験によりインドメタシンが有効である理由を調べた結果、一酸化窒素による硬膜血管拡張を抑えることを明らかにしました。

Summ O, Andreou AP, Akerman S, Goadsby PJ: A potential nitrergic mechanism of action for indomethacin, but not of other COX inhibitors: relevance to indomethacin-sensitive headaches. J Headache and Pain, 2010, 11, 477-483.

二酸化炭素は頸動脈の運動や拡張を引き起こし、その結果三叉神経が刺激されて痛みが生じます。Hoilandらはインドメタシンが二酸化炭素による頸動脈の運動や拡張を防ぎ、痛みを抑えることを明らかにしました。

Hoiland, R. L., Tymko, M. M., Bain, A. R., Wildfong, K. W., Monteleone, B., & Ainslie, P. N. (2016). Carbon dioxide‐mediated vasomotion of extra‐cranial cerebral arteries in humans: a role for prostaglandins?. The Journal of physiology, 594(12), 3463-3481.

発作性片側頭痛は、痛みがある時期とない時期を合わせ持つ反復発作性片側頭痛と、痛みのない時期がない慢性発作性片側頭痛に分けられます。後者が80%の割合を占めることから、慢性発作性片側頭痛の前段階として反復発作性片側頭痛が生じるのではないかと推測されています。

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