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むし歯を残す治療法

暫間的歯髄覆髄法は、2回に分けてむし歯をすべて取り除く治療法です。当然のことながら2回むし歯を削るため、3か月の治療期間が必要となります。この治療法では初回の治療後、むし歯が徐々に硬い正常な歯に近づいていきますが、3か月後に残りのむし歯を削ることなくそのままにしておくとどうなるのでしょう。

最近の研究によると、むし歯を一部残しておく治療法の方がむし歯をすべて取り除くよりも治療成績がよいとされています。これは、むし歯を取り切るよりむし歯でできた穴(窩洞)をきちんと封鎖する方が重要であることを意味します。つまり、むし歯の穴をふさぐと唾液や食物などからの栄養が絶たれてむし歯菌の活動が抑制され、死滅に至るというわけです。

上記の考え方は、神経の治療である根管治療(歯内療法)においては以前からあったものですが、根管内の細菌を消毒して死滅させることよりも、根管を拡大してしっかりと詰め物(根管充填剤)で封鎖することが重要視されてきました。理由は根管内の細菌が活動できず、炎症が生じなくなるためです。

  • むし歯を残す治療法

休診連絡・お知らせなど

  • 冬期休診のお知らせ 2025年9月29日
    12月30日(火)~1月5日(月)までの間、休診いたします。1月6日(火)より診療を開始いたします。夜間、休日の歯科診療については下記にお問い合わせください。 https://higuchidc.com/p209emer…≫続きを読む The post 冬期休診のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 令和7年度茨木市歯科検診のお知らせ 2025年9月29日
    近年、不規則な生活習慣などが原因で歯周病にかかる人が増えています。この歯周病は、進行すると歯の喪失につながります。 ぜひ、この機会にお口の中の状態をチェックし、いつまでも健康なお口で、健康な生活を送りましょう。 (期間)…≫続きを読む The post 令和7年度茨木市歯科検診のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 第16回 日本口臭学会において研究発表行いました 2025年7月26日
    2025年6月28日・29日の2日間、第16回 日本口臭学会が名古屋市で開催されたなか、28日午後に口頭発表を行いました。 https://higuchidc.com/p3218kosyuu.html The post 第16回 日本口臭学会において研究発表行いました first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • いたみ専門医 2025年5月7日
    一般財団法人日本いたみ財団から「いたみ専門医」に認定されました。 日本いたみ財団とは 1. 公共事業 (1)相談事業 (2)普及啓発事業 (3)痛みに関する理解促進事業 2. いたみマネージャー&専門医・専門医療者認定制…≫続きを読む The post いたみ専門医 first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 西本真太朗先生出勤のお知らせ 2025年4月3日
    2025年4月よ木曜日担当の西本先生の診療がはじまりました。今年は月1で旅行へ行く!熱い男です♪ The post 西本真太朗先生出勤のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.

ひぐち歯科クリニックブログ

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    西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱とは、病状が進行すると全身から出血が生じ、死に至る確率が高い病気…
  • 超高エネルギー密度熱源センター 2025年10月31日
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