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最も鋭敏なむし歯検査法

臼歯の噛む面(咬合面)は幾つかのでっぱり(咬頭や隆線)とへこみ(小窩や裂溝)があります。小窩や裂溝には食べかすや歯垢が付着しやすく、そのためむし歯ができやすい部位です。

この部分にむし歯ができると、小窩の部分に点状の黒いむし歯の穴が生じたり、裂溝の部分に線状の穴が生じたりします。小窩や裂溝部分のむし歯は、構造的な特徴から内部に進行するにつれてむし歯が拡がりやすくなります。つまり、表面に見える部分は小さなむし歯なのに、中では大きく拡がっていることが多いのです。

小窩・裂溝部のむし歯を発見するのは、実はとても難しいことが多いのです。表面が黒くなっていても、そこに小さな穴が開いているのか、単に黒いだけで穴は開いていないのかを区別することが難しいからです。

黒くなっているだけで穴が開いていない場合には削って詰めるといった通常のむし歯治療は必要がありません。一方で、ほんのわずかな穴であっても開いている場合には、短期間でむし歯が奥深く進行していく可能性があり、ただちに削って詰めた方がよいのです。

小さな穴はエックス線写真では判別できません。歯の治療の際に必ず準備している歯科用探針という、先細りで細長いステンレスの器具がありますが、小窩・裂溝の穴よりも太いため、先が穴の中に入りません。無理やり穴の中に先端部分を押し込むと、むし歯の影響でもろくなった穴の周囲の歯質を破壊してしまいます。

小窩・裂溝にむし歯の穴ができているかどうかを調べる最もよい方法はDファインダーを用いる方法です。この器具は歯の神経を抜く治療(歯内療法)のために開発されたらせん状で先細りの極細の針です。この針の先は歯科用探針よりもかなり細くなっています。滅菌したDファインダーをそっと穴の中に差し込めば、周囲の歯質を破壊することなく調べることができるのです。

  • Dファインダー写真

    Dファインダー写真

  • Dファインダー

    Dファインダー

  • Kファイル

    Kファイル

  • Dファインダー写真

  • Dファインダー

  • Dファインダー

休診連絡・お知らせなど

  • 松本紗也子先生の診療日変更のお知らせ 2025年12月4日
    2025年11月より松本先生の担当曜日は、木曜日午後から金曜日に変わりました。 The post 松本紗也子先生の診療日変更のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 松下健太先生退職のお知らせ 2025年12月4日
    2015年11月より勤務していた松下先生が退職しました。 The post 松下健太先生退職のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 冬期休診のお知らせ 2025年9月29日
    12月30日(火)~1月5日(月)までの間、休診いたします。1月6日(火)より診療を開始いたします。夜間、休日の歯科診療については下記にお問い合わせください。 https://higuchidc.com/p209emer…≫続きを読む The post 冬期休診のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 令和7年度茨木市歯科検診のお知らせ 2025年9月29日
    近年、不規則な生活習慣などが原因で歯周病にかかる人が増えています。この歯周病は、進行すると歯の喪失につながります。 ぜひ、この機会にお口の中の状態をチェックし、いつまでも健康なお口で、健康な生活を送りましょう。 (期間)…≫続きを読む The post 令和7年度茨木市歯科検診のお知らせ first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.
  • 第16回 日本口臭学会において研究発表行いました 2025年7月26日
    2025年6月28日・29日の2日間、第16回 日本口臭学会が名古屋市で開催されたなか、28日午後に口頭発表を行いました。 https://higuchidc.com/p3218kosyuu.html The post 第16回 日本口臭学会において研究発表行いました first appeared on 歯を抜かない治療、神経を抜かない治療.

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