口の中の気持ち悪さと一緒にのどの気持ち悪さも訴える患者さんを見かけます。咽喉頭異常瘀感症の原因には胃食道逆流症や咬頭アレルギーなどがありますが、全く原因が見当たらないものもあります。そのような本態性咽喉頭異常感症の中には「奔豚病」によって生じているものもあるようです。
奔豚病は驚愕、恐怖、不安、発作性の動悸、のぼせ、頭痛、上熱下寒、気虚などの症状がみられる病気です。腎気(や腎水)が上昇して心を突き上げることでこのような症状が生じます。心下の飲や気がのどに仕えることで咽喉頭異常感が生じるようです。
奔豚病に対しては甘草、川芎、冬季、半夏、芍薬、葛根、黄芩、生姜、李根皮の9味からなる奔豚湯を用います。保険が効くエキス剤を用いるとすれば、苓桂朮甘湯(茯苓、桂枝、肝臓、蒼朮)と呉茱萸湯(呉茱萸、生姜、人参、大棗)の組み合わせとなります。








