口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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ドライマウス症例1 グレード0

20代 女性

口腔内の乾燥とのどの違和感を主訴として来院した。半年前から口の渇きが気になるようになり、4か月前に近くの総合病院でドライマウスと診断された。同院で麦門冬湯と加味逍遥散を処方され服用しているが、症状の改善が見られないとのことであった。

初診時の自覚症状として次のような症状があった。口が渇き、舌先が荒れてザラザラする。口腔内がネバネバして唾液が糸を引く。喉に違和感があり口腔内が変な味がする。口腔粘膜の乾燥と、歯牙接触癖を認めた。虫歯や歯周病は認めなかった。

唾液検査 

  • 安静時唾液量0.5ml (正常値1.2ml/3分)
  • 刺激時唾液量3.7ml (正常値7.5ml/5分)

血液検査(シェーグレン症候群の特異的抗原)

  • SSA(−)  SSB(−)

病理組織所見

  • 粘液性+將液性の混合唾液腺の小切片が3個採取されている。線維化は見られないというべきほどごく軽度で、小導管が13個採取されているが、その周囲に50個以上のリンパ球浸潤のある導管は全くみられない。この標本では、導管周囲の単核球を主とするごく軽度の炎症細胞浸潤、軽度の小葉間線維化、などを伴い、chronicsialoadenitisの可能性があるものの、50個以上の炎症細胞巣が確認されず、Sjogren syndromeとすると、grade0(−)となる。
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    病理組織写真2

    弱拡大像 (拡大倍率 40倍)

     
    病理組織写真2

    強拡大像 (拡大倍率 400倍)

     
     

    病理組織写真

     
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