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身体感覚増幅傾向

口腔顔面痛に対する認知の歪みの1つに「身体感覚増幅傾向」があります。これは「身体感覚をより強く、有害で、支障のあるものとして感じる傾向」と定義されています。不快な身体感覚に対する関心の高まり、頻度や程度が高くないにもかかわらず特定の身体感覚へ選択的に注意が集中する傾向、出現した感覚を病的なものと感じる感情および認知面の傾向からなるとされています。

身体感覚増幅傾向を調べる方法にはSSAS(身体感覚増幅尺度)があります。これは10項目からなる自己記入式の質問紙で、日本語版も出ています。

Barsky, A. J., Goodson, J. D., Lane, R. S., & Cleary, P. D. (1988). The amplification of somatic symptoms. Psychosomatic medicine, 50(5), 510-519.

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