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気の働き

推動作用

成長や発育、臓腑の働き、血液循環、津液の輸送といった身体活動を促進する働きをいいます。気虚のため推動作用が低下すると、やる気がない、元気がない、疲れやすいといった状態に陥ります。

防衛作用

外邪が体内に侵入することを防ぐ働きで、侵入してきた外邪を攻撃して排除する働きも持ちます。気虚のため防衛作用が低下すると風邪をひきやすくなるだけでなく、免疫力が低下して病気に罹りやすい状態になります。

温煦作用

臓腑の温度を保ち、体を温める働きで、気虚のため温煦作用が低下すると手足が冷たくなり、冷え性となります。

固摂作用

血液、汗、尿、精液といった液体が体外に漏れ出さないようにする働きです。気虚のため固摂作用が低下すると汗をかきやすくなり、内出血、鼻出血、尿漏れ、遺精などが生じます。

気化作用

飲食物から血や津液を取り出す働きをいい、精を気に、気を血に変化させる働きもあります。気虚のため気化作用が低下すると、消化力が衰えて痩せていきます。

昇挙作用

気が上昇する性質を持つことから、臓器を上に持ち上げる作用をいいます。気虚のため昇挙作用が低下すると、胃下垂、眼瞼下垂、子宮脱、脱肛、腎下垂などが生じます。

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