口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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サリグレン

当クリニックはドライマウス認定医療機関です

DRY MOUTH

サリグレン

唾液は常時少しずつ分泌されていますが、食事や会話などによって刺激が加わると分泌が促進されます。唾液の分泌を調整している自律神経からアセチルコリンという神経伝達物質が出ると、唾液腺のムスカリン受容体と合体して唾液の分泌が開始されます。

サリグレンはシェーグレン症候群の治療薬として唾液分泌を促進する薬で、アセチルコリンに似た構造を持ち、ムスカリン受容体に結びついて唾液の分泌を促します。また、涙の分泌も同じような働きで促進されます。

サリグレンは1回1カプセルを1日3回内服します。後述する副作用が現れた場合は、副作用を軽減するため飲み方を工夫します。たとえば飲み始めから1~2週間は1日1カプセルのみとし、次にそれを1日2回に増量し、1~2週間継続します。その後、1日3回の通常量を服用するのです。

サリグレンは日本化薬社の商品ですが、薬品名は第一三共社製のエポザックと同じ「塩酸セビメリン」です。シェーグレン症候群にはこれらの他にキッセイ薬品のサラジェン(薬品名「塩酸ピロカルビン」)が用いられます。

サリグレンの副作用

消化器症状:嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、食欲不振、消化不良、便秘、胃部不快感などが最も頻度の高い副作用です。消化管の収縮や消化液の分泌亢進、腸管の運動亢進によってこれらの副作用が生じた場合は、胃腸薬の併用が必要となります。

頻尿

膀胱括約筋の収縮や緊張によって膀胱が小さくなり、膀胱に溜められる尿の量が減少します。その結果、頻繁に少量の尿が出るようになります。

多汗

汗腺からの汗の分泌を促進します。

サリグレンリンス法

副作用が強く出現して内服が難しい場合に用いる方法で、サリグレンを口に含んでうがいをし、その後は飲み込まずに吐き出します。

サリグレンの服用に注意が必要な病気心筋梗塞、狭心症

心筋に酸素を届ける冠動脈の狭窄を悪化させる恐れがあります。

気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患

気管支収縮作用や気管支粘液分泌亢進のため、症状を悪化させる恐れがあります。

消化管狭窄、前立腺肥大

消化管や膀胱筋を収縮・緊張させ、症状を悪化させる恐れがあります。

てんかん

てんかん発作が生じる恐れがあります。

パーキンソン症候群

パーキンソン病の症状を悪化させる恐れがあります。

虹彩炎

瞳孔を収縮させ、虹彩炎を悪化させる恐れがあります。

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