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漢方薬の服用方法

漢方薬は本来、薬草や鉱物から成る生薬をお湯で煎じる、あるいは切り刻んで白湯と一緒に飲む

煎じて飲む

煎じて飲む

ものです。しかしこのような方法では生薬の保管も含めて手間がかかるため、現在ではお湯に溶かした生薬を濃縮して水分を蒸発させ、顆粒状にした「エキス剤」の服用が一般的となっています。

漢方薬は1日3回、食前に服用します。食前とは、漢方薬がからだに最も効果的に吸収される「食事開始30分前」を意味しますが、万一忘れて食事を摂ってしまった場合は食後の服用でも問題ありません。薬の効能がやや悪くなる可能性はありますが、飲まないよりはよいでしょう。なお、食事を含め生活の時間帯が不規則な場合は、食事時間には関係なく1日に3回、服用してください。白湯と一緒に飲むのが正しい方法ですが、吐き気や体のほてりがある場合は水と一緒に飲んでも構いません。

胃腸が弱い方や漢方薬の服用によって胃腸の調子が悪くなった方には、食前ではなく食後に服用する、薬の量を半分に減らすなどの

お湯にとかして飲む

お湯にとかして飲む

 
 オブラートに包み飲む

オブラートに包み飲む

方法が有効です。また、エキス剤は顆粒状なのでドライマウスの方には飲みにくい場合もありますが、白湯に溶かすことによって飲みやすくなります。

漢方薬には独特の苦味やにおいがあるものですが、苦手な方は小分けにしてオブラートに包み、服用してください。ジェル状やペースト状のオブラートの他、空のカプセルも販売されていますので、ご自身に合ったものをご使用ください。

食事開始30分前

食事開始30分前

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