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もっとリラックスするために

Ⅰ.自己受容性認識訓練

  1.力を抜いて座り、バランスのよい姿勢をとります。

  •  1)膝を広げ、腹筋の力を抜いて、椅子に腰かけます。
  •  2)両手を太ももの上に置き、手を上向きに開いて、指を軽く曲げます。
  •  3)背筋を伸ばして正面を向き、首の力を抜きます。
  •  4)肩の力を抜いて、水平を保ちます。
  •     注)バランスのよい姿勢は、立位、半仰臥位、臥位でも可能です。

  2.上下歯列の接触、食いしばり、歯ぎしりをチェックします。

  •  1)唇の力を抜き、舌の力を抜き、上下の歯列を離した状態を30~60秒間続けます。
  •  2)舌を歯や口蓋に押し付けないようにします。
  •  3)頭部をゆるやかに前傾し、3秒間息を止めます。
  •     注)通常、上下の歯が接触するのは咀嚼、嚥下以外では滑る、転ぶ、ぶつかるなど体に衝撃が加わるときのみです。

  3.左右に傾かず、ゆっくりと頭を動かします。

  •  1)目を閉じます。不快感やめまいがある場合は目を開けます。
  •  2)唇の力を抜き、舌の力を抜き、上下の歯列を離し、頭部を前傾しながら息を吐きます。
  •  3)頭部をゆるやかに前傾し、3秒間息を止めます。
  •  4)おなかでゆっくりと息を吸い、ゆっくりと頭を起こします。
  •  5)息を吐き、1秒間息を止めます。
  •  6)これらの動作を1分間に6回行います。
  •     注)万一頭の動きと呼吸を合わせることが難しい場合は、頭をバランスよく動かすことに集中しましょう。血行が促進されます。

  4.上半身の緊張を緩め、猫背を正して背を起こします。

  •  1)くつろいだ姿勢で唇の力を抜き、舌の力を抜き、上下の歯列を離します。
  •     ・指揮者のように手を挙げます。
  •     ・万一姿勢が苦しい場合は、腕を少し挙げ、指を少し曲げます。
  •  2)苦しくない範囲で腕と肩を前後に動かします。
  •  3)1回に5秒間かけて、ゆっくりと腕の動きを6回繰り返し、1日6回行います。
  •     注)正しい姿勢とゆるやかな腕の動きは、痛い部分をやわらげ、うつむき、腕組み、猫背などの悪い習慣に気づくきっかけとなります。

Ⅱ.体を弛緩させる短時間の休憩をとります。

  •  1)足先から脚全体、手、腕、肩、頭、まぶた、唇、歯、舌の力を抜いて休息しましょう。
  •  2)1回5分間から始め、各トレーニングで1分ずつ休憩を長くしていき、最終的に20~25分とします。
  •  3)初期のトレーニングでは、1日に少なくとも2回、力を抜いた姿勢で休憩をとります。

Ⅲ.楽な姿勢で眠りにつきます - 夜間の活動を制御します。

  •  1)仰向けになり、ゆっくりと呼吸し、唇の力を抜いて上下の歯を少し離します。
  •  2)「唇の力を抜き、舌の力を抜き、ゆったり眠る」と6~7回唱え、その間は楽な姿勢で寝ている自分の姿を思い描きます。
  •  3)仰向けで眠りにつき、動いても気にしないようにします。

Ⅳ.腹式呼吸 - 健康に不可欠です。

  •  1)無理のない楽な姿勢をとり、ゆっくりと規則正しい呼吸をします。
  •  2)息を吸う間は横隔膜をゆっくりと上げ、肺を一杯まで膨らませます。
  •  3)二酸化炭素を吐き出すときは、横隔膜の力を抜くようにしておなかをしぼませます。
  •  4)サイド息を吸う前に、3~4秒間力を抜いて息を止めます。
  •     ・静かでくつろいだ時間を楽しみます。
  •  5)頭がふらついたり目が回ったりした場合は、いつもの呼吸に戻すか、息を止める時間を長くして深呼吸をしないようにします
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  •   注)ゆったりとした腹式呼吸はリラックス、気分転換に最適です。あせらず気長に取り組み、習慣にしましょう。

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