苓甘姜味辛夏仁湯
その名の通り、茯苓、甘草、乾姜、五味子、細辛、半夏、杏仁の七つの生薬で構成されています。小青龍湯から麻黄、桂枝、芍薬を除き、茯苓と杏仁を加えたものです。薄い鼻水に加え、咳、痰が見られる場合に用います。
その名の通り、茯苓、甘草、乾姜、五味子、細辛、半夏、杏仁の七つの生薬で構成されています。小青龍湯から麻黄、桂枝、芍薬を除き、茯苓と杏仁を加えたものです。薄い鼻水に加え、咳、痰が見られる場合に用います。
心の働きが悪くなった状態が心気虚であり、動悸や息切れがして動くと症状が悪化します。 心気虚は久病で体虚の場合や高齢で臓気が衰微した場合に見られます。 治療法則(治則)は補心気であり、益心気、補益ともいいます。代表方剤は養…
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五志過極や六淫内郁で心火が燃え上がっている状態です。辛辣の食物を食べてもこのようになります。口内炎 動悸 不眠 イライラ じっとしていないといった症状が見られます。尿が赤く、紅舌で、狂乱状態や便秘が見られます。脈は数で有…
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飲邪凌心は水気凌心、水飲、飲邪ともいい、水気が上逆して心陽を阻遏し、動悸・息切れ・呼吸促迫などがみられる状態です。 果物、乳製品、脂、肉を多くとることは望ましくありません。マーガリン、ショートニング、グルテンといったトラ…
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胃寒には実証と虚証があり、前者は寒邪が消化管から侵入したもので、後者は陽気不足により胃が冷えている状態をいいます。西洋医学的には胃痙攣や急性胃炎の状態に相当し、上腹部に冷痛があり、触れられることを嫌います。 胃を温める漢…
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腎は生殖・成長、水分の貯蔵・排泄、気の貯蔵、中枢神経系への関与などの働きをするとされています。腎の働きが低下する腎虚に対しては附子剤や地黄丸類が用いられる一方、腎実証に対して用いられるのが竜骨牡蠣剤です。 腎の熱により、…
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東洋哲学の理論である五行説に五臓論を当てはめると、五臓の相性と相剋の関係から以下のことが言えます。 食物は脾胃で気血水が吸収され、吸収されなかったものが便として排出される。 気は肺が運び、腎で蓄える。 血は心が運び、肝で…
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五行理論で胃は「土」に属しますが、土の色は黄で方位は中央です。胃も同様に身体の中央に位置し、レモン、パイナップル、トウモロコシ、バナナといった黄色い食物が胃の働きを助けます。 陰陽の中心は胃の部分にあり、胃の上下で分かれ…
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ツムラ大阪支店で7月25日の夜に漢方の勉強をしました。タイトルには「やさしい」とありますが、決してやさしくはない勉強会でした。講師の木本裕由紀先生は大阪市中央区天満橋で漢方(中医学)のクリニックを開業されています。また、…
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東洋医学では、口腔は経絡(気血が流れる道)を通じて全身と広く深く関連していることから、お口の病気は五臓六腑(内臓)の失調が原因であると捉え られています。近年、漢方は歯科にも広く普及しはじめ、最近では口腔を一つの臓器とし…
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