口腔外科・口腔内科 メディカルインフォメーション|大阪

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口腔粘膜炎の治療(口腔粘膜炎3)      

  1. 発症の予防
  2. 炎症の抑制
  3. 細菌感染の防止
  4. 口腔粘膜の保湿
  5. 口腔粘膜の保護
  6. 痛みの緩和
  7. エピシル
  8. 半夏瀉心湯
  9. ノベルジン
  10. アイスキューブ

発症の予防

口腔粘膜炎はフリーラジカル(活性酸素)が原因で発生します。予防法としてSOD酵素、ポリフェノール、水素水、白金コロイドなどが挙げられますが、実際の予防は容易ではありません。

炎症の抑制

炎症性サイトカインが放出されると口腔粘膜炎が進行しますが、抗炎症剤(消炎鎮痛剤)により炎症を抑制することが可能です。

細菌感染の防止

虫歯がある場合は、ガン治療の開始前に治療あるいは抜歯を行います。また、入念な歯みがきとうがいにより、潰瘍面の細菌感染を防ぎます。真菌感染による口腔カンジダ症に対しては抗真菌剤、ヘルペスウイルスの感染によるヘルペス性口内炎に対しては抗ヘルペスウイルス薬を用います。

口腔粘膜の保湿

EBMC

保湿作用があるマウスリンスや生理食塩水でうがいをします。保湿作用のあるジェルも効果的です。

口腔粘膜の保護

入れ歯がガタついたり、虫歯で穴があいて歯が尖っていたりすると粘膜に傷が付きます。口腔粘膜炎悪化へとつながるため、入れ歯の調整、虫歯治療、歯周治療などで口腔粘膜を保護します。歯ぎしりも頬粘膜や舌粘膜を傷つけるため、夜間にナイトガード(スプリント)を装着して粘膜を保護します。

痛みの緩和

痛みに対しては、鎮痛剤であるアセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)を用います。痛みが強い場合には麻薬系鎮痛剤を用いる場合もあります。食事前に局所麻酔薬(キシロカインゼリー)を口に含んでおくと、粘膜が麻痺して食事中の痛みを感じにくくなります。

エピシル

エピシルは、口腔粘膜炎の潰瘍の表面を接着性の保護膜で覆って物理的に保護する薬です。主成分は大豆フォスファチジルコリンとグリセリンジチオレートで、いずれも食品添加物です。この2つの物質が水分に触れるとゲル状に変化し、潰瘍面に糊で蓋をしたような状態にして保護します。

半夏瀉心湯

口腔粘膜炎に対する半夏瀉心湯の働きには4種類あります。
1.フリーラジカルを除去して口内炎の発生を抑える作用
2.プロスタグランジンE2の産生抑制による抗炎症作用
3.鎮痛作用
4.抗菌作用

  >>口腔粘膜炎に対する半夏瀉心湯の効果についてはこちらをクリック

ノベルジン

亜鉛製剤であるノベルジンには再上皮化促進作用、抗炎症作用、抗菌作用があり、口腔粘膜炎による潰瘍を治す働きがあります。

  >>ノベルジンの詳細についてはこちらをクリック

アイスキューブ

放射線治療や化学療法の期間中に氷の塊(アイスキューブ)を口の中で転がしておくと、口腔粘膜が冷却されて細胞の活動が低下し、放射線や抗がん剤による悪影響を受けにくくなり、冷却効果で痛みが軽くなります。また、化学療法の副作用で吐き気がある場合には自然に水分補給もできます。

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