口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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舌の側面が白く変色して盛り上がり痛いです

2012/6/2

相談: (39歳 男性)

舌の側面が痛いです。自分でみると白く変色して盛り上がり、柔らかいシコリを触れるので舌癌を疑い、口腔外科や歯科、耳鼻咽喉科など受診。どこでも視診と触診で異常なしと返されてしまいます。白いと主張しても白くないとか・・・

一度耳鼻科で生検、異常なしでしたが、白い部分から2〜5mmずれた所を切っておりガッカリです。舌を動かすと特に痛く、喋る内容によっては上手く発音できない症状も2ヶ月ほど続いてます。

もう先生方(全部で6人位)を信用するしかないのでしょうか?大学病院の口腔外科にも2回程行きましたが、生検も必要ないと言われました。お願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

舌の粘膜が白くなって盛り上がっている場合、まずはガンが疑われます。ガンであるかどうかは口腔外科や耳鼻咽喉科の専門医が診察を行って判断しますが、迷うケースでは病変部を切り取って調べる病理組織検査(生検)により結論を出します。複数の専門家が生検の必要なしと述べていることから、ガンを疑わせる所見は見当たらないのでしょう。

それではこの白い病変は何者でしょうか。白板症、扁平苔癬、カンジダ症などの病気が考えられますが、白板症や扁平苔癬であれば生検、カンジダ症の場合は真菌検査や抗真菌剤の服用が必要となります。しかしこれらの話がなかったことから、いずれの病気にも該当しないのでしょう。

その場合、舌の側面の白さは歯のかたがついた「歯痕」が考えられます。歯痕は歯ぎしりや食いしばりによって生じ、漢方では消化器の機能低下(気虚)、栄養状態の悪化(血虚)、冷えと水の停滞(水湿内停)などが原因であるとされています。いずれにしても「歯痕」はガンとは違い、手術が必要な病気ではありません。

また、舌側面の痛みの原因としては粘膜の傷や口内炎が挙げられますが、「舌痛症」の場合は粘膜に荒れがなくても痛みます。その他ギランバレー症候群や多発性硬化症、脳卒中後など頭蓋内の異常によっても痛みが生じたり、発音に異常をきたします。一度神経内科を受診し、これらの問題の有無について診察を受けられることをお勧めします。

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