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寒哮と熱哮

漢方治療 2025年08月19日

気管支喘息の治療失敗例の続きです。気管支喘息症例の多くは冷気を吸い込むこむことによって発作が生じる寒哮であり、小青竜湯が用いられます。この症例でも前医は漫然と寒哮と思い込み、小青竜湯を処方しました。しかし、実際は熱哮であったため、痰が増え、口喝が出現しました。銀杏(白果)、麻黄、蘇子、甘草、款冬花、杏仁、桑白皮、黄芩、半夏からなる定喘湯の加減法を処方したところ、翌日には軽快しました。

 

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