口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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舌痛症に対する薬物療法

2012/5/21

舌痛症に対する薬物療法

相談: (39歳 女性)

半年前より舌、頬の粘膜、歯茎の痛み(全部右側)が発症し、口腔外科で「舌痛症」と診断されました。舌の痛みより、頬の内側の粘膜と歯茎の疼痛がひどく、レントゲン(パノラマ)を取りましたが、異常はないとの診断でした。歯茎の痛みもあちこちが痛み、どこの歯茎が痛むのか判断できません。飲食をしている間は疼痛を感じません。

現在、抗不安薬のソラナックスを処方されています。いくつかの本やサイトを拝見しましたが、抗うつ薬(トリプタノール)が効果があると書いていました。抗不安薬だけでもこのような症状に効果はあるのでしょうか?また肩こり、リンパの腫れがひどいのですが、それも関係はあるのでしょうか?

回答:口腔内科 樋口均也

舌以外の口腔粘膜に外見上異常が見られないにもかかわらず痛むことから、舌痛症と診断されたのでしょう。舌痛症の特徴は飲食中に痛みを感じることはなく、ストレスによって痛みが生じやすいことです。

ストレス自体が痛みと関係するため、抗不安薬でストレスを緩和すると痛みは軽減しますが、たとえ一時的に痛みが消失したとしても、ある程度の期間は薬を飲み続ける必要があります。

抗不安薬の服用を継続すると「薬剤耐性」(薬の効果が低下する現象)がみられたり、中止できなくなる「薬物依存症」に陥る場合があるため、長期間の服用は望ましくありません。舌痛症の痛みに対して効果的な抗うつ薬には、薬剤耐性や薬物依存がありません。また、強いストレスは肩凝りや首の筋肉の凝りを誘発します。

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