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CBTを学ぶ会

学会・研究会 2025年11月19日

11月のCBTを学ぶ会ではパニック症に対する暴露療法を学びました。この事例はパニック症、全般不安症、社交不安症、大うつ性障害が見られ、解釈に迷う高所恐怖も見られました。幾つもの問題がある場合にどの問題を取り上げるのか迷うところですが、本人が優先したい問題に取り組むことで他の問題も軽快する般化が部分的に見られました。
未来予想図 ―事前に「よい予想」「悪い予想」を立てておき、行動実験後に検証する。
行動内在強化子―パニック発作を惹き起こしそうな行動に段階的に暴露することによって自信が付き、高いハードルとなる次の暴露課題に立ち向かう力が湧いてきました。「欲望」は治療のモチベーションである「自分が自分を律することができなくなる不安」
行き先をくじ引きで決める暴露―予期不安が生じないため、取り組みやすい
カウンセリングの初頭効果―薬物療法でもこの効果を感じることが多々あります。中だるみをいかに防ぐかが課題です。
パラドキシカルアプローチ―パニック発作が生じるまで課題をやり続けることにする。早くパニック発作を起こさないと、いつまでもやり続けなくてはならないが、そう簡単にはパニック発作が生じない。
不安に対する効果-内部感覚暴露は通常の暴露よりも効果が大きい。呼吸法やリラクゼーションは効果が小さい。バーチャルリアリティー暴露はほとんど効果がない。
セルフハンディキャッピング-失敗した時の言い訳(ハンディキャップ)を意図的に作り出すことで、自尊心を守ろうとする自己防衛機制のこと

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