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身体化障害とは

症状・病態 2019年07月22日

身体化障害も疼痛性障害と同様に身体表現性障害のひとつに分類され、かつてはヒステリーあるいはブリケ症候群と呼ばれた疾患です。身体化障害は青年期から成人期早期、つまり30歳より以前に発症し、その後何年にもわたって多様な症状が見られる病気で、患者のほとんどが女性です。また頭痛や下痢など、様々な身体症状を同時に訴えることが身体化障害の大きな特徴です。具体的には、4つ以上の箇所の疼痛(ズキズキとうずくような痛み)と2つ以上の胃腸症状、1つの性的症状、そして1つの精神的症状が併発した状態を身体化障害といいます。
全身におよぶ、しかもこれだけ多彩な症状が現れることから、身体化障害を抱えた患者は内科、外科、整形外科、産婦人科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、神経内科、精神神経科、心療内科などのうち、複数の診療科を同時に受診するケースが多く見られます。中でも、身体化障害では口の中の痛みや渇き、違和感や不快感などを訴える場合が多いことから、歯科・口腔外科を受診するケースが目立ちます。
しかしながら、からだの痛みや異常感覚(チクチクする、ビリビリするなど)、ふらつきやだるさといった症状を強く訴えるにもかかわらず、検査を行っても病気は一向に見つかりません。このことから、
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