ひぐち歯科、口腔外科・口腔内科メディカルインフォメーション |

電話:072-646-8445

黄連解毒湯

学会・研究会 2017年11月07日

黄今、黄連、黄柏、山梔子で構成される黄連解毒湯は心熱を取る働きがある芩連剤の代表方剤です。四つの生薬はいずれも清熱作用があり、黄今は上焦の熱を、黄連は中小の熱を、黄柏は下焦の熱を、山梔子は全身の熱を取り除きます。
黄連解毒湯を構成する生薬は脾胃を助ける働きが弱く、清熱作用のみを強くしてあります。そのため、食欲が旺盛で体力がある場合に用います。したがって、脾胃の働きが落ちている場合は半夏瀉心湯を用います。

黄連解毒湯は高血圧症、不眠、めまい、動悸、出血、口内炎、急性胃炎、二日酔い、皮膚瘙痒症、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎に用います。

ourengedokutou

ページの一番上へ