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口腔顔面痛の原因別分類2

症状・病態 2020年06月05日

口腔周囲の病変
咀嚼筋と顎関節筋以外で、口腔周囲を構成している器官の病気や異変です。
目、耳、鼻、副鼻腔、咽頭、唾液腺、リンパ節、裂隙、頚動脈、皮膚など。
頭蓋内の病変
口腔顔面領域に痛みを引き起こす頭蓋内の病気や異変です。
腫瘍、脳動脈瘤、膿瘍、浮腫、血腫、出血など。
神経性の痛み(ニューロパシー性疼痛)
神経性の痛みは神経系の機能異常によって引き起こされるもので、三叉神経痛に代表される「発作性」と、従来は非定型顔面痛と呼ばれた「持続性」とに分類されます。
発作性:三叉神経痛、舌咽神経痛、後頭神経痛など
持続性:帯状疱疹後神経痛、視床痛、糖尿病性神経障害、外傷性神経   痛、非定型歯痛など
神経血管性の痛み(頭痛など)
神経血管性の痛み(機能性頭痛など)の中でも、特に片頭痛は慢性的な頭痛だけでなく顔面痛も引き起こす原因となるため、注意が必要です。また、三叉神経痛と間違えやすい群発頭痛では、激しい顔面痛が生じる場合があります。緊張型頭痛(筋緊張性頭痛)は神経血管系ではありませんが、便宜上こちらに分類されています。
機能性頭痛:片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛
症候性頭痛:側頭動脈炎、脳内出血など
心因性の痛み
心因性の痛みとは、身体上には全く異常が見られない感情的、心理的、精神的な障害によって起こるものです。
身体表現性障害、うつ病、統合失調症など

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