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構音障害

症状・病態 2022年08月09日

「発音がうまくできない」「聞き取りにくいといわれる」といった困りごとを抱える患者さんが来られることがあります。歯の形態や歯並び、舌小帯に問題がある場合は、自力で対処します。舌やのどの動きに問題がありそうだがよくわからないという場合は、大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部の紹介してみてもらっています。
その顎口腔機能治療部の言語聴覚士の杉山千尋先生が言語機能の発達や構音障害について解説されました。異常な構音操作には、口蓋化構音、側音化構音、声紋破裂音、鼻咽腔化構音、咽頭破裂音・摩擦音があります。
口蓋化構音は舌全体が過度に緊張して舌背が挙上することにより生じます。舌背が硬口蓋後縁から軟口蓋付近に近接することでタ行やサ行などがこもった感じになります。側音化構音は舌の過緊張や偏位により、呼気や声が舌の左右どちらかの側方から出てきます。そのため、イ列音や拗音が正しく発音できません。

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