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慢性疼痛に対するマインドフルネス・アプローチ

関西医科大学心療内科の山本和美先生がマインドフルネスの解説をされました。人は長く続く痛みを体験すると、破局的思考(拡大視、無力感、反芻)に陥りがちです。マインドフルネスは痛みの持続が破局的思考へとつながることをブロックします。

マインドフルネスは自分の呼吸や動作に注意を集中させることで身体の感覚を知覚できるようになり、情動をコントロールできるようにもなります。その結果、自己概念が変化します。自己概念の変化とは、次のようなものです。

メタ認知

身体感覚、思考、感情への即時的気づき

脱同一化

痛みとの同一化が減弱し、感情的に巻き込まれない

自己効力感

痛みがあっても自分を生きる

セルフコンパッション

自己への慈しみ

他者や自己の存在を支える関係性への気づきと慈しみを育む

受講者全員で実際に行ったのは、右腕をゆっくりと上まで上げ、次いで左腕を挙げ、右手を左手の上に重ねて横に引っ張るというものでした。

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