口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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トラムセット

トラムセットはトラマドールとアセトアミノフェンという2種類の鎮痛剤がセットになった新薬(2011年発売)で、一般的な鎮痛剤では抑制できない痛みに使用されます。

トラマドールは、脳内のオピオイド受容体と結びついて鎮痛効果を発揮します。オピオイドとは、モルヒネやコデインなど麻薬のアヘンに似た物質で鎮痛作用が強い一方、依存性や耐性、呼吸抑制などの問題点を抱えていますが、弱オピオイドに分類されるトラマドールは問題が少ないと考えられています。

また、トラマドールには三環系抗うつ薬と同様にセロトニン、ノルアドレナリン再取り込み阻害作用があるため、脳内の下行抑制系を活性化し鎮痛作用を持つとされています。

一方、アセトアミノフェンは脳に直接働きかけることにより、効果を発揮するユニークな鎮痛剤です。非ステロイド系消炎鎮痛剤に分類される一般の鎮痛剤は、痛む部分の炎症を抑えることによって症状を緩和しますが、アセトアミノフェンはそれらと異なる作用機序により痛みを抑制します。

トラムセットの適用症状は、口腔顔面痛のような慢性疼痛と抜歯後の疼痛です。慢性疼痛では1回1錠で1日に4回、抜歯後疼痛の場合は1回2錠を経口服用します。

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