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上顎がグニュグニュする

2016/6/25

相談: (60代 女性)

1年程前から唾液の分泌が悪くなり、人口唾液やゼリーを使っていましたが、その内上顎がグニュグニュしだし、口腔外科に掛ったら舌痛症だと言われ、トリプタノールを寝る前に20グラムを服用していますが、改善されません。このままの治療を続けていても良いのでしょうか?

双極性障害は長く寛解状態ですが、クエチアピン錠12. 5mg、デパス錠1mg、フルニトラゼパム錠2mgを就寝前、レパミピド錠100mg、ワイパックス錠1.0 1mg、炭酸リチュウム200mgを朝夕に服用しています。

回答:口腔内科 樋口均也

「上顎がグニュグニュする」というのは上顎が変形してきたという意味でしょうか。それとも、上顎の骨が軟らかくなってきたのでしょうか。いずれにしても、そのような事態が実際に起こるとは考えにくく、感覚の狂いが生じているのではないかと推察します。このような病気を「口腔異常感症」あるいは「口腔セネストパチー」といいます。

感覚の異常に対してトリプタノールの効果は期待できますが、必ず効くとは限りません。トリプタノールを服用しても改善されないようですが、今後増量していけば効果が現れる可能性はあります

双極性障害に対しては、クエチアピンの増量や他の薬への変更、あるいは追加を検討されるとよいでしょう。

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