口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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水泡が潰れた後に続く痛み

2012/3/2

相談: (42歳 男性)

1週間前、飲食中に突然口内上顎に水泡が2ケ所出来ました。結構大きなもの(1cm位)です。その時は違和感があるため舌により触っていたら潰れました。その後ブヨブヨしていましたが、2日後くらいには落ち着いたように思えました。それから痛みが発し、確認するとその場が赤くなっていました。なかなか痛みも引かず飲食するにも痛く、しゃべるときにも舌が当たるためかなり苦痛です。そのうちには治るだろうと思っていましたが、どうでしょうか。

回答:口腔内科 樋口均也

口の中に水泡ができる理由としてはやけどや薬品による化学やけど、歯ブラシや義歯による外傷がありますが、心当たりはないでしょうか。

水泡の原因となる病気には、「天疱瘡」や「類天疱瘡」がありますが、これらは膠原病という種類に分類される病気で、自己免疫反応が生じて症状が現れます。具体的には、皮膚や粘膜の細胞を誤って異物であると認識したリンパ球が粘膜を傷つけ、壊れた粘膜の内部に水が溜って水泡ができます。水泡のある部分の粘膜を切り取って病理組織検査を行うと病気の有無を調べることができ、治療はステロイド剤の内服が中心となります。

 

また、水泡ができるもうひとつの原因としてヘルペスウイルスやコクサキーウイルスなどの感染による炎症が挙げられます。ヘルペスウイルスに対しては抗ウイルス剤の内服薬や軟膏が有効ですが、他のウイルス感染に関しては粘膜面を清潔に保ち、刺激を避けるなどの対症療法が一般的です。

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