2023年4月26日
相談： (20歳 男性)
20歳の大学生の者です。最近口臭について真剣に悩んでいます。歯磨きは朝と晩にそれぞれ15分ほどかけてしており、朝は舌も磨いています。虫歯もずっとないです。
舌磨きは中学生の時からしており、磨いた後はすっきりするのですが、3時間後ぐらい経つと口の中が気持ち悪くなってきます。そして、昼食を取ると直後、マスクの中の自分の息がとても臭いです。食事を摂るとすぐに舌苔がこびり付いて口の中が気もち悪くなり、自分の話す時の息がとても臭くなります。舌磨きを3日間ほどやめたこともありましたが、口の中が気持ち悪くて、匂いもします。舌磨きは優しくやっても全く意味がないレベルで、べったりと付いており、強くこすらないと取れません。おそらく、舌磨きをし過ぎて舌苔が付きやすくなってしまったのだと思います。このような場合、元に戻せるのでしょうか？早く人と自由に喋れるようになりたいです。
回答：口腔内科 樋口均也
舌苔がべったりと付いて強くこすらないと取れないということですが、舌粘膜を強くこすると傷が付き、かえって口臭が生じやすくなります。そのため、当院では舌をこすらないようにと患者様にお伝えしています。
舌苔がべったりと付くことは正常ではありません。何らかの悪い口腔習癖があり、舌苔が付着しやすくなっているのでしょう。舌苔に関して対応する必要があることはいうまでもありませんが、何よりも口臭を改善して人と自由に話せるようにすることが第一です。口臭外来では、診察や検査を通じて個々の問題点を浮き彫りにし、具体的な改善方法を提示したうえで日々取り組んでいただき、それを再評価して状況を確認することが基本的な治療の流れとなります。
