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虫歯や抜歯治療後も続く痛み

2021年11月19日

相談1: (30歳 女性)

虫歯や抜歯治療後も続く痛みに悩んでおります。

●左右上下奥歯の疼痛
(上は8月初旬から起きてる間は常にあります。ずーんと重たく、下から押されてるような痛さです。最近下も詰まるような感じです。)
●左エラ〜首が押すと痛い。
●口内と舌の粘膜の荒れが続く(10月20日頃から〜)

下を向いて作業をしてる時に悪化する事が多く、頬の辺りの筋肉が硬くなる気がします。温めたり、首を動かしたりすると少し和らぎますが、また痛みを繰り返します。食べるのに痛みや問題はありません。起きている間中、ずっと痛みがあります。

鍼やお灸で少し和らいだり、葛根湯を飲むと楽に過ごせます。副鼻腔炎のレントゲンは撮ってもらい問題なし。夜のマウスピースも付けています。

かかりつけの歯科で、非歯原歯痛の事を聞いてみても「筋肉の凝りかと思います。正常です。」と言われて専門医に紹介状を書いて貰えません。(専門の大学病院は、紹介状が無いと診て貰えません)どうしたら良いのか悩んでいます。

また、妊娠を希望している為、抗うつ薬に抵抗があり漢方薬で治療は出来ないかなと考えてしまいます。何かアドバイス頂けたらありがたいです。よろしくお願いします。

回答1:口腔内科 樋口均也

歯に異常がないにもかかわらず、持続する痛みを非歯原性歯痛といいます。多くのケースが、くいしばりによる筋肉の痛みが原因となっています。

上下の歯は接触せずわずかに離れている状態が正常です。一度、口の中を確認してみてください。上下の歯が接触していませんか。このような状態を上下歯列接触癖(TCH)といい、長く続けていると筋肉が疲労して奥歯に痛みを感じるようになります。

まずは上下の歯を離すよう努めましょう。舌の上でガムを丸めて転がす「コロコロガム法」が有効です。下を向くと上下の歯が接触しやすくなるので、できるだけよい姿勢を保ちましょう。葛根湯の服用も効果を期待できます。下記をご参照ください。

https://higuchidc.com/p199korokor.htm

相談2

ご丁寧に回答頂きありがとうございます。コロコロガム法、早速実行してみたいと思います。再びお聞きしたいことがあるのですが、差し支えなければ教えて頂けたら幸いです。

①粘膜の荒れた感じが続くのは、非歯原歯痛と関連があるのでしょうか?
②筋肉が痛む歯痛も、抗うつ薬を使って治療するのでしょうか?

発症から3ヶ月経ちましたが、このまま今後悪化して行ったら…と不安になっています。紹介状が無いので、私が住む地方で専門の先生に診て頂ける病院を探してみたいと思います。

回答2:口腔内科 樋口均也

粘膜の荒れについては、本当に粘膜が荒れている場合と粘膜に異常はないが荒れたように感じる場合、の2ケースがあります。粘膜が荒れているかどうかは専門家が観察すればわかりますが、実際に荒れている場合は非定型歯痛とは関係なく、別の原因が考えられます。

口腔カンジダ症の場合は粘膜が白くなったり赤くなったりしますが、肉眼的に粘膜に異常が見られないにもかかわらず、ヒリヒリ感を伴う口腔カンジダ症もあります。

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