口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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歯を抜いても治らない痛み

2019年4月14日

相談: (70歳 女性)

2年ほど前から、左の上の歯付近が痛み、特定できないので、つめてある歯やかぶせてある歯を治療しても分からないので、挙げ句の果てこの歯が悪いかもと言って、抜歯されました。

でも、いっこうに良くなりません。物を噛まない時はそれほど痛くないのですが、物を噛むとピリピリと痛みます。柔らかい豆腐やカボチャといったものは噛めます。

2軒目の歯医者さんでCTを取ってもらいましたが、原因が分からないので、三叉神経痛かも分からないと言って、カルバマンゼピン100mgを朝夕0.5錠(最小限だそうです)を1週間程、飲んだのですが、良くなりません。CTでは、口腔ガン(特に歯肉がん)などは分からないのでしょうか?原因は何なんでしょうか?宜しくお願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

上の歯付近が痛むということから、虫歯や歯の破折、歯周病、根尖病変、骨髄炎、上顎洞炎などが疑われますが、歯科での診察やCT検査で異常が見当たらないので該当しないでしょう。疑わしい歯を抜いても痛みが続くということは、歯や顎の問題や上顎洞炎ではないと推察します。

現時点で考えられる原因は筋・筋膜性疼痛、神経障害性疼痛(三叉神経病含む)、ヘルペスウイルス感染による痛み、頭蓋内の病変による痛み、片頭痛、群発頭痛、心原性疼痛、疼痛性障害、本能性疼痛です。三叉神経痛を疑って カルバマンゼピンを試したものの改善しないということですが、量を増やしていけば効く可能性があります。他の痛みの原因についても詳しく調べることをお勧めします。

歯科CTでは歯や顎、上顎洞の異常は判明しますが、歯肉がんや咽頭がんなど軟組織の異常を調べることはできません。また、頭蓋内の病変についても適応外となります。

 

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