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歯肉のむずがゆさが気になります

2017/3/4

相談: (60代 女性)

年齢30代の息子は幼少の頃、前歯2本が事故でぐらぐらになり差し歯です。いつもその歯を気にしていたのですが、昨年夏に、その歯ぐきがむずがゆくなり、歯科で、デパケン100mgを朝夕、リボトリール一日半錠をその後、12月からエビリファイ1.5mg(粉末)ストラテラ錠を飲んでいます。最近気持ちが落ち込んで、うつ状態になることがあるようです。

脳神経に作用するお薬を飲み続けている事をとても危惧しています。飲み続けて身体の他の部分に悪影響とならないのか、副作用、他の治療法は等、教えて頂けたらと思いメールしました。よろしくお願いいたします。(アレルギー体質があります。)

回答:口腔内科 樋口均也

歯肉のむずがゆさは歯周病によって生じることがありますが、歯周病の治療を受けても改善しない場合は口腔異常感症が疑われます。

口腔異常感症は神経障害によって生じることもありますが、うつ病や統合失調症の身体的症状として現れる場合もあり、精神神経科で用いられる薬の服用により改善が期待できます。

歯科で処方されたデパケンは脳神経の興奮を鎮める薬で、てんかんや双極性障害(躁うつ病)、偏頭痛に用いられます。リボトリールにも同様の作用があり、てんかんや神経痛、気分障害、不安障害に用いられ、エビリファイは気持ちの高ぶりや落ち込みを正常化する作用を持ち、統合失調症や気分障害、自閉症に用いられます。また、ストラテラは集中を高める作用があり、注意欠陥や多動性障害(ADHD)に対して用いられます。

いずれの薬も眠気やだるさ、頭痛が特徴的な副作用ですが、可能性は低いものの肝機能障害や錐体外路症状、ディスキネジア、呼吸抑制、高血糖、横紋筋隔解症、間質性肺炎、アナフィラキシーが生じる場合もあります。

漢方薬やはり治療、認知行動療法などの心理療法、スプリント療法、局所麻酔薬、カプサイシンクリームなども症状の緩和に役立つかもしれません。

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