口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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側頭筋の凝りなどの不調

2016/12/15

相談: (50代 女性)

開口時の衝撃・咬みあわせの低さが原因で、顎関節症を発症してしまいました。現在、治療を始めていますが、症状消失になかなか至りません。

そんな折、こちらのサイトで顎関節症の記事を拝見しました。1人で行う顎・肩の筋肉の運動ですが、私は発症してから両方の眉尻・こめかみが凹んでしまい、そのこめかみより少し上の部分が飛び出てきてしまっています。その飛び出たところをおすと、耳の上から耳の前辺りにじわーっと何かが降りてくるような感触があります。その出っ張り付近を押すと鈍痛がありますが、その部分を押すのでいいのでしょうか。

こんなに詳しい事が書かれている歯医者さんはほとんどいないので、本当は直接診察を希望したい所なのですが、東京在住なので通院が難しいです。今の治療を継続しつつ、ひぐち先生の記事を参考にさせて頂きたいです。ご回答・アドバイス、どうかよろしくお願いします。

PS.連続の問合せで申し訳ありません。私は右顎の後上方偏位がひどいようです。その場合に効果的な理学療法はやはり右こめかみ・右後頭部へのケアを中心にした方がいいでしょうか。朝の起床後など、顔の右側・体も右側の突っ張り感、収縮感がひどく、顔全体・肩も右下がりです。何かアドバイスを頂ければ嬉しいです。よろしくお願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

こめかみやその上の部分には、側頭筋という口を閉じる働きをする筋肉があります。側頭筋の凝りなどの不調は、歯ぎしりや食いしばりが原因でよく起こります。

側頭筋の一部であるトリガーポイントが出っ張ることにより生じた圧痛に対しては、局所麻酔薬を注射するトリガーポイントブロックが有効です。自分でケアするにはトリガーポイントをつまんだり、さすったり、圧迫する方法があります。また側頭筋のストレッチやマッサージ、温熱刺激も有効です。

起床時に症状が強く出ることから、夜間の食いしばりが原因として疑われます。スプリント(別名ナイトガード)を作製し、夜間就寝時に装着すれば改善が期待できます。

顎の偏位については、顎関節の体操やストレッチが筋肉や関節のバランスを整え、改善を促します。顔や肩も歪んでいる場合は、上半身もしくは全身の筋肉バランスを整えていく必要があります。

2016/12/17

謝辞:(50代 女性)

ひぐち先生、お忙しい中、大変ご丁寧にお返事いただきどうもありがとうございました。

頭のハリの突起は、頭蓋骨ではないのですね(逆に安心しました)発症したと思われるタイミング(無理に口を大きく開けた)以来、耳の症状が先に出てその後も様々な不定愁訴に悩まされたのですが、顎の痛みや開口障害は出なかったので、顎の偏位に気が付いたのが遅くなってしまいました。

最近になり、もしや顎?と思い、かかった歯科で指摘されました。発症のタイミングから半年以上、その間も顎がずれた状態で低位咬合・やや受け口・奥歯の低さなどがある中、無意識の状態でガチガチに食いしばりを起こしていたと思われます。

こめかみから耳の上にかけて触ると、ほぼ骨に触っているような感触ですがきっとそれほど凝っているのでしょうね。耳の後ろの方も、触るとブヨブヨしつつ、痛みがあるので頭全体がこっている気がします。

就寝時はスプリントも利用していますが、なかなかよくならず、症状がきついため、担当医からは時間がかかりそうだと言われていますが地道に頑張るしかないですね。

また何かご相談させていただくかもしれませんがその際はどうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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