口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

電話:072-646-8445

抜歯を進められた歯に対する意図的再植術

2016/12/6

相談: (40代 女性)

右上の6番に破折があり、今年3月に詰め物をし、痛みはなくなったが、先週から歯や歯茎など部分的ではなく、下側全体が、ズキズキと痛むようになりました。詰め物をした歯を抜くように勧められましたが、自分の歯を残したくて、意図的再植術が可能か、また、可能であれば、どの位の通院と費用が必要かを教えて頂きたいです。

回答:口腔内科 樋口均也

下顎全体がズキズキ痛む原因として、右上6番に何らかの異常があると指摘されたようですね。痛みの原因は根尖性歯周炎、辺縁性歯周炎、歯痕破折が考えられます。

根尖性歯周炎は根の先の部分が細菌感染して炎症が生じた状態で、通常は根管治療(歯内療法)を行って症状の改善を目指します。上手くいかない場合は歯根端切除や意図的再植により、根尖部の病変を取り除く方法が次善策として残されています。

辺縁性歯周炎とは歯周病のことで歯石除去などの歯周治療を行いますが、中には歯周外科手術が必要な場合もあります。ただし、ご質問のような意図的再植で改善する可能性はありません。

また、歯根破折が生じた場合は抜歯を余儀なくされますが、意図的再植術で破折部を接着させることにより治癒する場合もあります。

従来から根尖性歯周炎や歯根破折の場合には意図的再植術が可能ですが、症状の程度によっては抜歯以外に選択肢がないケースもあります。

費用については保険の3割負担で5千円台ですが、他に診察料やエックス線撮影料、薬代がかかります。

ページの一番上へ