口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

電話:072-646-8445

歯の痛みが続いたため、痛む歯を抜いたがまだその部分が痛んでいる

2015/10/23

相談: (51歳 女性)

3か月ほど前から痛みが続いています。CTでは軽い炎症はあるが痛みが出るような炎症ではないといわれました。最終的に1か月前に抜歯もしました。でも痛みは消えません。ネットで調べてたら非定型歯痛の症状です。

田舎なので専門で見てくれる歯科もペインクリニックもなく、途方にくれています。心療内科にいってみようかと思ったりもしています。通院はどのくらいのペースでしょうか?よろしくお願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

歯痛が続くため歯を抜いたが、痛みがなくならないという状態ですね。痛みの原因が歯自体にあれば抜歯で改善するはずですが、それでも痛みが治まらないとなると非定型歯痛が疑われます。

歯以外の原因として骨髄炎や腫瘍、副鼻腔炎、脳腫瘍、脳梗塞などの病変が考えられますが、CT撮影を行った結果、否定されているようですね。

歯ぎしりや食いしばりによって筋肉が凝ったり痛んだりするのは、実はその周辺部の歯に問題があります。このような筋・筋膜痛では、食いしばりの癖を改善することが重要です。夜間の歯ぎしりに対してはナイトガードというマウスピース状の装置を就寝時に使用する他、痛み止め(消炎鎮痛剤)や筋肉の凝りを和らげる中枢性筋弛緩剤、筋肉のストレッチやマッサージ、筋弛緩法などの治療を行います。

歯の神経を抜くと生じやすい神経障害性疼痛やストレスなどの心理的、社会的要因による疼痛性障害の可能性もありますが、原因不明の場合は本態性疼痛ということになります。これらに対しては三環系抗うつ薬や抗けいれん薬が有効で、難治性の筋・筋膜痛にも効果を発揮します。

三環系抗うつ薬や抗けいれん薬の投与については2~4週に一度診察を行い、薬の量や程度、組合せを決定します。薬の作用により痛みが改善した後も半年から1年間は内服を継続し、それから中止するという流れになります

ページの一番上へ