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殆ど毎日、上下の歯が疼きます

2015/6/19

相談: (62歳 女性)

去年の秋頃から上の歯が疼き始めました。近所の歯科医に受診、麻酔をして全ての歯の奥まで歯石を取ってもらいましたが、効果はありませんでした。そこで、その歯科医に虫歯等異常なしとの診断書を書いてもらい、大学病院の口腔外科を受診、結果、口の中の水分度・カンジタ菌の検査も異常なしとの診断でした。

でも、現在も殆ど毎日、上下の歯の疼きが酷く、口の中の渇き、舌の両サイドが歯に当たり白く変色したり、舌が痺れることもあります。毎日とても不快で、何処に相談に行って良いか分からず、困っておりす。ご指導宜しくお願い致します。

回答:口腔内科 樋口均也

歯の痛みが持続するにもかかわらず、歯には痛みの原因となるような異常が見当たらないようですね。このような歯の痛みを「非歯原性歯痛」「非定型歯痛」といいます。

このタイプの痛みはさまざまな原因によって生じますが、最も多いケースは歯ぎしりや食いしばりによるものです。これらの力が持続的に歯に加わると、歯に問題がなくても歯が痛み出し、舌の痺れや粘膜の白色肥厚、口の乾きも同時に引き起こす可能性があります。

日中に食いしばる癖があるのなら、食いしばらないよう注意しましょう。安静時に上下の歯が1か所でも接触している状態は異常であり、本来上下の歯は前歯も臼歯もすべて離れて噛み合っていない状態が正常なのです。

一方、夜間就寝中に食いしばっている可能性もあります。歯ぎしりの音には家族が気付きますが、食いしばりの場合は誰も気付きません。夜間の食いしばりは自覚できませんが、朝の目覚めに顎がだるかったり、歯の痛みが強い場合は夜間に何らかの問題が生じていると推察します。その場合は「スプリント」や「ナイトガード」などのマウスピースを作って使用すると、歯や舌を保護することができます。

その他、非歯原性歯痛の原因には神経障害性疼痛や疼痛性障害などもあるため、一度詳しい検査を受けられることをお勧めします。まお、これらの症状に対しては薬物療法や認知行動療法が効果的です。

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