口腔外科・口腔内科 メディカルインフォメーション|大阪

電話:072-646-8445

歯ぎしりはなくなるものなんでしょうか?

2013/11/18

相談: (36歳 女性)

現在歯ぎしりで悩んでいます。歯医者でマウスガードを作って、顎のトレーニングを毎日一応行っております。月イチ顎の調子を診てもらいに行くのですが、歯ぎしり自体の治療ではないので、治るわけではないのですよね。

歯ぎしり自体がなくなる治療ができるのならよいのですが、歯ぎしりはなくなるものなんでしょうか?それでストレスを解消しているものだから、なくなさい方がいいとも聞きます。ご返信お願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

歯ぎしりは夜間周囲の人に迷惑をかけるだけではなく、歯や歯肉などの歯周組織、顎関節、筋肉にも悪影響を及ぼします。

歯ぎしりが続くと歯がすり減って噛み合わせが変化し、歯肉との境界付近の歯の表面が欠けてくぼみ「楔状欠損」が生じます。こうして歯の表面が欠損すると冷たい水や歯磨きなどで歯の神経に刺激が加わり、しみて痛む「象牙質知覚過敏」という状態になります。

歯に加わる力は歯周組織にもダメージを与え、歯の周囲の骨が溶けて歯が動揺する「咬合性外傷」を引き起こし、歯周病を悪化させる要因にもなります。

また、夜間の歯ぎしりは顎関節にも無理をかけることになり、顎が痛い、口が開きにくいなど顎関節症の原因ともなります。口を開閉する筋肉にも負担となり、筋肉の凝りや痛みを生じさせるため、あたかも奥歯(臼歯)の痛みのように感じられます。歯が痛むのに虫歯や歯周病など歯の異常が見当たらない場合はこの筋肉痛が疑われ、肩凝りや頭痛を引き起こす可能性もあります。

歯ぎしりから体を守る装置がナイトガード(オクルーザル・スプリント)ですが、この装置は歯ぎしり自体を治すものではありません。歯ぎしりを確実に治す方法は存在しないのです。

歯ぎしりの原因は不明ですが、ストレスや噛み合わせ、睡眠障害、逆流性食道炎との関連が疑われています。また、ストレスを緩和するために歯ぎしりをするという説もあり、これらの問題点が改善されれば歯ぎしりがなくなるかもしれません。

ページの一番上へ