口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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トラウマより歯科恐怖症になり、仰向けの治療が難しく気分が悪くなります

2012/6/25

相談: (39歳 女性)

お忙しい中、大変失礼いたします。トラウマより歯科恐怖症になりました。特に仰向けの治療が難しく気分が悪くなります。

虫歯が数本あるのですが、近くの歯科で相談させていただいたときに、深い虫歯は フルフラットで数十分じっとがまんしてください、うがいもだめです。と言われました。

本当にそれ以外の治療方法はないのでしょうか?よろしくご教授お願いします。

回答:口腔内科 樋口均也

フルフラット(水平位)で数十分、うがいもなしでの治療とのことですが、まずフルフラットは絶対ではありません。フルフラットにすると気持ち悪くなる、あるいは首や腰が痛くなる方もいらっしゃいますので、その場合は背もたれを可能な限り倒した状態で診療することがあります。治療する歯科医師は普段とは違い、立った姿勢での診療になるため通常より難しく、少し時間がかかってしまう場合もあります。ただし、診療チェアの構造などの問題から、フルフラットにしないで治療するのが難しい場合もあります。

うがいについては深い虫歯、特に神経にまで及んでいるような虫歯の治療の場合には、原則的に治療中のうがいは避けていただきます。それは、唾液中に多く含まれるばい菌が治療中のうがいにより、中に入ってしまうからです。つまり、治療によって虫歯の原因となるばい菌をなくしても、途中のうがいでばい菌が入ってしまい、時間が経つと再び虫歯になる可能性が高くなるのです。そのため、治療中は口を開けた状態を保って唾液が入らないように注意し、うがいもしないでいただくケースが多いということです。しかし、それが無理な方は上記の事情をよく理解していただいた上で、途中で仮の詰め物をしてうがいを行い、最後に十分な消毒をする、などの方法を取ることは可能です。

この方法でもご気分が悪くなられる場合には、吸入麻酔などで鎮静を行います。不安感も軽減できるため、歯科恐怖症で治療を受けられないという方にはこの方法が一般的で、大学病院などで実施しています。一度、担当医と話し合うことをお勧めします。

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