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舌神経損傷による味覚異常と粘膜の紫斑

2010/11/28

舌神経損傷による味覚異常と粘膜の紫斑

相談: (51歳 女性)

受け口(下顎前突症)の改善のための下顎骨骨切り術を受けた際に、舌神経に損傷を受けたのでしょうね。このため、6年たっても感覚が鈍い状態が残存していると考えられます。舌神経は舌の前方の3分の2の知覚を司っているため、これの損傷により感覚(知覚)が麻痺します。舌神経は鼓膜神経という自立神経も合わさっているため、自律神経に関係する症状も同時に出現します。これが、味覚の異常である酸っぱさや、毛細血管の透過性亢進による茶色い変色です。感覚が鈍いだけでなく、具合の悪いことには、触ると痛みが走るという症状があるのですね。これは神経損傷後に起こる痛覚過敏というものです。この痛みはとても治りにくいとされています。

回答:口腔内科 樋口均也

手術の直後であればビタミン剤などによる治療が有効ですが、6年も経過するとその効果は期待できません。他に、星状神経節ブロックという首への注射や抗うつ薬、抗けいれん薬などが有効な場合がありますので、ペインクリニックや歯科麻酔科、口腔外科などで相談されてはいかがでしょうか。

 

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