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頬が傷ついてから感覚の低下が生じた

2012/9/30

相談: (31歳 男性)

1ヶ月程前に歯科病院で虫歯治療をしたのですが、その際先生が誤って器具で頬をえぐってしまい麻酔を追加して縫われたのですが、その後から治療した側の唇やあごが痺れ、あきらかに感覚が鈍いのですが原因は何だと思われますか?これは治りますか?

回答:口腔内科 樋口均也

頬が傷つき感覚の低下が生じたことから、何らかのダメージが残っているのだと推察します。下顎小臼歯から頬粘膜の間の粘膜下にオトガイ神経という神経が走行しており、この神経が傷ついたり何らかの悪影響があると下唇の知覚が低下しますが、その状況かもしれません。

このような症状は時間の経過とともに自然に治ることが期待できるものの、いつまでも感覚が元通りにならない場合もあります。従って、やはり現在の感覚低下の度合いを調べ、早期に治療を開始した方がよいでしょう。担当医からペインクリニック(麻酔科)を紹介してもらうことをお勧めします。

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