口腔外科・口腔内科 メディカルインフォメーション|大阪

電話:072-646-8445

進行した歯肉がんを切らずに治したい

2012/8/15

相談: (42歳 女性)

妹が、歯肉がん(浸潤)と診断されました。ステージⅣで、リンパへの転移も2か所あります(17mmと13mm)できれば切らずに治せないものかと考えていますが、医者からは急いだ方がいいといわれました。そちらのクリニックでは漢方も使用しているようですが、切った後になってしまうのでしょうか?教えていただきたいです。

回答:口腔内科 樋口均也

歯肉がんでは、初期の病変であれば抗がん剤や放射線治療により病巣が消失するケースもあります。ステージⅠからステージⅣまでの数値で表されるがんの進行度から判断すると、ステージⅣとは最も進行した状態を意味し、手術で下顎骨や頸部のリンパ節、血管、神経、筋肉など根こそぎ切除する必要がある状態と考えられます。

従って「切らずに治す」ことは大変に困難で、よほど幸運でない限りはガンで命を落とす結果になるでしょう。

確かに、手術に漢方薬の治療を組み合わせると治りやすくなるケースはありますが、それは手術を受けるだけの体力がない、栄養状態や免疫力が落ちているなど、手術に支障がある場合です。このような場合に術前の漢方治療を行い、手術に耐えられるような体の状態に変えていくのです。また、術後の体力低下などに対して同様の理由から漢方薬が役に立つ場合がありますが、もちろん漢方薬以外の薬でもがんの治療の一助となる薬は他にもあります。

手術前であれ、後であれ、薬の治療と組み合わせる場合には、手術担当医に薬の併用は望ましいか否かについて、相談して検討していただく必要があります。

ページの一番上へ