口腔外科・口腔内科 情報センター|大阪

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舌縁が痛く赤い点や白い部分が生じた

2012/6/13

相談: (39歳 女性)

1カ月ほど前に舌の左縁が痛くなり歯科を受診しました。歯が舌に当たる炎症とのことで塗り薬と消毒で軽快しました。そのあと舌の左縁裏側に赤い血豆のような点(1mm位)がプチっとあるのを見つけ受診したら問題ないとのこと。その赤いプチは現在10日目ですがまだあります。その近くの舌の左縁、最初に炎症があったところに今日白い部分を発見。2mm位かと思います。歯に当たる場所です。痛みはありません。

これは白板症ですか?歯が当たってる部分なので、炎症の一部でしょうか?数日様子を見て治れば白板症ではないですか?赤いプチはほうっておいてよいですか?大きくなったりはしてないです。よろしくお願いいたします。

回答:口腔内科 樋口均也

舌の赤い点については血流停滞、血行良好のいずれかの理由により、血液の色が透けて赤く見えていると推測します。あるいは下部に潰瘍や炎症が生じ、血行がよくなっているのかもしれません。漢方の観点では「点」や「瘀点」など、「血」の問題として捉えられています。

一方、舌の白い部分についても幾つかの可能性が考えられます。たとえば、舌が傷ついて潰瘍ができた後に生じる白い「偽膜」です。これは潰瘍が治る過程で生じ、時間の経過とともに元のような粘膜が再生します。

また、「カンジダ」とよばれるカビ(真菌)が生えている場合も粘膜が白くなりますが、ガーゼなどで拭えば取れるのが特徴で、真菌に対する検査や抗真菌剤の使用が必要となります。その他、歯ぎしりや食いしばりの癖のため舌縁が歯に強く当たり続けた場合にもその部分が白くなります。漢方では「歯痕」といい、ストレスや消化機能の低下、水の停滞が原因であると考えられています。さらに、扁平苔癬や舌癌の場合も粘膜が白くなります。

上記のどれでも該当しないケースが「白板症」ですが、いずれに相当するかは担当の歯科医の判断に委ねられます。その上で必要があれば粘膜の一部を切り取り、病理組織検査を行うことになるでしょう。

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