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Eefeedinng症候群

症状・病態 病気 2026年01月22日

干ばつや戦争などで飢餓状態が生じた人々に対し、善意から急に食事を与えたために次々と死者が出たという史実があります。これはEefeedinng症候群によって生じたと考えられます。

低栄養状態では細胞内も栄養不足、エネルギー不足の状態となっています。細胞内に多く存在するカリウム、リン、マグネシウムも枯渇気味です。そのような状態で食事(特に糖質)を摂ると、インスリンが分泌されて糖質とともに血液中のカリウム、リン、マグネシウムが細胞内に取り込まれてしまいます。その結果、低カリウム血症、低リン血症、低マグネシウム血症が生じます。

この中で低リン血症は特に危険であり、リン不足からATPの産生が低下し、細胞がエネルギー不足に陥って生命活動が低下します。リンは2,3-DPG(2,3-ジホスホグリセリン酸)にも含まれていて、2,3-DPGは酸素飽和曲線を右方偏移させ、酸素を放出させやすくします。低リン血症で2,3-DPGが減少すると、酸素飽和曲線は左方偏位して末梢組織への酸素供給が低下します。このような2つの理由から臓器障害が生じます。

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