筋萎縮性側索硬化症の初発症状
舌の違和感と嚥下障害を主訴として口腔外科を受診し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断につながった症例です。舌の萎縮と線維束性収縮を認めました。線維束性収縮とはぴくぴくとした小さな痙攣のような動きのことです。 筋萎縮性側索…
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舌の違和感と嚥下障害を主訴として口腔外科を受診し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の診断につながった症例です。舌の萎縮と線維束性収縮を認めました。線維束性収縮とはぴくぴくとした小さな痙攣のような動きのことです。 筋萎縮性側索…
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上顎側切歯の根管治療中に水酸化カルシウム製剤(カルシペックスⅡ)が根管外に多量に溢出した症例です。顔面の腫脹、複視、倦怠感、口蓋粘膜の壊死が生じました。 水酸化カルシウム製剤が前・中歯槽動脈と大口蓋動脈を塞栓し、大口蓋動…
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スイスの学術団体であるAO Foundation打ち立てた骨接合理論がAOコンセプトです。単純骨折の場合は、整復後にチタンミニプレートを用いても頬唇側皮質骨のみmonocorticalに固定します。術後は顎間固定をしませ…
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下顎骨骨折が生じると最初に顎間固定をします。これは上下の歯をワイヤーで縛り、口があかないようにすることで、手足にギプス固定するようなものです。その後整復固定術を行うのですが、私が卒業して口腔外科の医局に残ったころは今とは…
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スポーツや交通事故で下顔面を強打すると、下顎骨骨折が生じることがあります。骨折した両端の骨をもとの位置に戻してつなぎ合わせ、チタンプレートとスクリューで固定する整復固定術が行われます。 下顎骨関節突起(下顎突起)が骨折す…
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動物が病気になった際に示す行動や態度をSickness behavior(疾病時行動パターン)といいます。発熱、食思不振、倦怠感、睡眠時間延長、無気力といったパターンで、他に動作緩慢、体重減少、社会行動減少、探索行動減少…
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慢性痛の患者さんに「ストレスを感じていますか」「ストレスになっていることは何ですか」と尋ねてみると、「ストレスは特にはありません」という答が返ってくることがあります。心理テストをしてみると、問題山積みであることがあります…
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フロイトの精神分析では、陽性転移や陰性転移は重要な位置を占めていました。読み物としては面白く読めたのですが、いざ診療中に転移が現れると、戸惑ってしまいます。冷静に判断し、転移であることを上手に取り上げて治療に生かす必要が…
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抗CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)抗体薬の認可が下りたようです。商品名は「エムガルティ」(一般名:ガルカネズマブ〈遺伝子組換え〉)です。片頭痛の際の血管拡張を押えることで三叉神経への圧迫を抑え、痛みを和らげるの…
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患者さんが怒り出すと、治療者は「何も悪いことはしていない」「なぜ怒り出したのかわからない」とうろたえてしまいがちです。ため込んでいた怒りが表面に出てくるということは、治療者が「怒りを向けたくなるような重要な人」になったこ…
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