NMDA受容体
痛みが長引いたり、強くなったり、頻回になる理由の一つにNMDA受容体の開口があります。NMDA受容体は2次ニューロンにあり、普段はMgイオンでフタをされています。NMDA受容体にリンが結合し、さらにグルタミン酸と結合する…
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痛みが長引いたり、強くなったり、頻回になる理由の一つにNMDA受容体の開口があります。NMDA受容体は2次ニューロンにあり、普段はMgイオンでフタをされています。NMDA受容体にリンが結合し、さらにグルタミン酸と結合する…
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脊髄後根のシナプスでどのようにして中枢感作が生じるのでしょう。それはシナプス間で痛み刺激が伝わりやすくなったり、新たなルートができたり、下降抑制系の働きが抑えられたりするからです。そのメカニズムは以下の5通りがあります。…
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末梢で痛みの原因となる刺激がなくても痛みを感じ続ける状態を中枢感作といいます。痛くない刺激を痛く感じるアロディニアや弱い痛みを強く感じるハイパーアルゲジアといったものは中枢感作が原因で生じます。痛み刺激を繰り返し受けると…
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活動電位がシナプス前終末部に到達すると、電依存性カルシウムイオンチャンネルが開き、カルシウムイオンがシナプス前終末部に流入します。カルシウムイオンはSNAREタンパクと結合し、その構造を変化させます。変化したSNAREタ…
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細胞膜の表面にはナトリウムチャンネルがあり、侵害受容刺激により細胞外からナトリウムイオンが細胞内に流入し、活動電位が発生します。その結果、痛み刺激が脳に伝達され、痛みを感じます。局所麻酔薬はナトリウムチャンネルをブロック…
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乳歯は6歳から12歳にかけて順番に抜け、代わりにその下の永久歯が生えてきます。永久歯が顎骨の中で形成されてくると、乳歯の歯根は永久歯に圧迫されて徐々に短くなっていき、ぐらぐらして最終的には自然に抜けてしまいます。 生え代…
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非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)は炎症を抑えることで痛みを軽減します。NSAIDsが働くのはアラキドン酸がシクロオキシゲナーゼに結合し発痛物質であるプロスタグランジンEが産生される部分です。シクロオキシゲナーゼの…
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この本で痛みについて詳しく勉強できました。表紙の図はオピオイド、セロトニン、ノルアドレナリンなどが脊髄後角の1次ニューロン終末部のレセプターと結合し、痛みの刺激電動を軽減させる様子を描いたものです。 モルヒネなどのオピオ…
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むし歯を作らないためには、これらの4要素に応じた対策をとることが理想的ですが、まずは4要素がどのような状況にあるのかを調べ、むし歯リスクを把握する必要があります。その方法について説明しましょう。 砂糖摂取量の把握 一日に…
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著者は整形外科医として出発し、骨軟部腫瘍を専門領域としました。骨軟部腫瘍には骨肉腫やユーイング肉腫といったものがありますが、難治性で死の転帰を迎えるものも少なくありません。そのためか、著者は緩和ケア医へと転身しました。 …
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