寒湿困脾
乾湿の邪が脾に侵入すると脾気の運化ができなくなります。そのため、頭重感、倦怠感、口腔内のネバツキ、食欲不振、尿量減少、ベトベトした便といった症状が現れます。 寒湿困脾に対する治方は健脾燥湿であり、胃苓湯や実脾飲が代表処方…
≫続きを読む
乾湿の邪が脾に侵入すると脾気の運化ができなくなります。そのため、頭重感、倦怠感、口腔内のネバツキ、食欲不振、尿量減少、ベトベトした便といった症状が現れます。 寒湿困脾に対する治方は健脾燥湿であり、胃苓湯や実脾飲が代表処方…
≫続きを読む
小林宏先生の講義ではストレス性症候群に対する中医学的診断と治療について講義されました。ストレス性症候群は以下の3群に弁証できます。 気鬱 気の流れが滞り、頭重感、胸苦しさ、不規則な呼吸、食欲不振、あくび、悪心などの症状が…
≫続きを読む
邵輝先生の講義は中医学的な問診法に関するものでした。明代の医学者、張景岳がその著書『景岳全書』で十問歌という心得を記しています。 一問寒熱二問汗、三問頭身四問便、 五問飲食六問胸、七聾八渴俱當辨、 九問舊病十問因、以下略…
≫続きを読む
学会や研究会と重なって欠席が続きましたが、半年ぶりで7月のTAO東洋医学会に参加しました。午前の邵輝先生の講義で清熱剤が取り上げられたこともあり、漢方薬の飲み比べは黄連解毒湯と排膿散及湯でした。 黄連解毒湯はとても苦い薬…
≫続きを読む
世界各国の歯科医師会を束ねる組織を国際歯科連盟(FDI)といいます。FDIには五つの常設委員会があり、50名ほどの委員がいます。その中の3名は日本人で、大学の同級生の平野裕之先生が先週「教育委員会」の委員に選出されました…
≫続きを読む
肝は疏泄を主る 胸脇苦満、抑鬱、易怒、月経痛、乳房脹痛、月経不順 肝は蔵血を主る 無月経、崩漏 肝は筋膜を主る 抽搐(痙攣)、拘急(ひきつり) 肝は目に開竅する 目赤(結膜充血)、眼花(かすみ目)、視力低下 肝は魂を蔵す…
≫続きを読む
疏肝解鬱法 肝気鬱滞に対して柴胡疏肝散を用います。 疏肝活血法 肝鬱血瘀に対して血府逐瘀湯、少腹逐瘀湯を用います。 清肝遮熱法 肝経実熱に対して竜胆瀉肝湯、当帰竜薈丸、咳血方を用います。 清肝涼血法 肝熱および血分の証に…
≫続きを読む
7月の「症例で学ぶ中医学」は肝の弁証とその症例を学びました。いつもは大阪市肥後橋の新石原ビル5階の会議室が会場ですが、今回は6階の会議室を使いました。 イライラして怒りっぽいという精神症状が肝の特徴的な所見ですが、以下の…
≫続きを読む
7月の「症例で学ぶ中医学」は肝の弁証とその症例を学びました。いつもは大阪市肥後橋の新石原ビル5階の会議室が会場ですが、今回は6階の会議室を使いました。 イライラして怒りっぽいという精神症状が肝の特徴的な所見ですが、以下の…
≫続きを読む
口臭症治療の前後における抑うつや不安の変動について 口臭に悩むと落ち込んで口数が少なくなってさらに口臭を悪化させたり、心配になって歯みがきや舌磨きをし過ぎて粘膜を傷つけてしまったりします。このよう な抑うつや不安の程度を…
≫続きを読む