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ブログ

むし歯は全て削り取る必要があるのか

むし歯を治療する際には、むし歯になった部分の全てを残さず削り取ることが原則です。2009年、むし歯治療の専門学会である日本歯科保存学会が作成した「う蝕治療のガイドライン」においても、う蝕象牙質は基本的にしっかり除去するこ…
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オプジーボの副作用

論文・記事 2022年03月03日

本庶佑が2018年にノーブル医学生理学賞を受賞したのは、免疫チェックポイント阻害剤オプジーボ(一般名、ニボルマブ)を開発したからです。がん細胞が人が持つ免疫機構を逃れて増殖する性質がありますが、オプジーボは免疫機構を回復…
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蜂窩織炎

皮膚表面の細菌(特に黄色ブドウ球菌)感染が深部組織に進展するのが蜂窩織炎です。歯科では口腔粘膜の細菌感染が深部組織に拡大する場合に蜂窩織炎の用語を用います。この症例報告では蜂窩織炎に対して、以下の方剤が用いられました。 …
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口腔顔面痛とは?

口腔顔面痛とは顔面を含めた頭頚部に起こる痛みの総称で、その多くがストレスなどの心理的要因によって生じた筋肉痛(筋筋膜痛)です。痛みの原因が多岐にわたることに加え、原因不明なケースも多く、うつ病など精神疾患の一症状として口…
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止血作用

播種性血管内凝固(DIC)は血液が固まりにくくなっていて、固まりやすくなっているややこしくて困った状態です。慢性的な播種性血管内凝固が続いている中で、掌を怪我して出血が持続した症例です。創部に止血剤などを縫ったガーゼを当…
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エキス製剤

漢方治療 論文・記事 2022年03月01日

漢方薬は生薬をブレンドしたものを煎じて作ります。水分が蒸発して半分ほどの容積になるまで煎じます。これが本来の利用法ですが、この作業を毎日するのは手間なので、保険では煎じた水溶液を乾燥させて粉末状にしたエキス剤が用いられま…
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安定化技法2

パニック障害の患者さんに用いられたのは、「拡張版コンテイナー・テクニック」「安全な場所」です。他に「資源の開発と植え付け」もあります。 拡張版コンテイナー・テクニック 身体感覚に焦点を当て、イメージを用いて気がかりやスト…
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安定化技法

治療法 病気 2022年03月01日

パニック発作を起こした経験があり、歯の治療に不安があると積極的な歯科治療にしり込みする患者さんがいます。パニック障害の治療法はいろいろなものがありますが、安定化技法というものもありました。これは「眼球運動による脱監査と再…
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中枢性感作症候群に対する薬物療法

一旦痛み過敏が生じると、普通の鎮痛薬(NSAID)では効きません。抗うつ薬や抗けいれん薬が必要となります。   強いエビデンス 2重再取り込み阻害薬(セロトニンとノルアドレナリンの取り込みを阻害する抗うつ薬) …
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中枢性感作症候群

痛みに対する過敏反応が痛んでいる局所で生じている場合は末梢性感作といい、脳内や脊髄で生じている場合は中枢性感作といいます。中枢性感作は痛み刺激だけではなく、光、音、香り、ストレスなど、多様な刺激に対して生じます。このよう…
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